2010年3月19日金曜日

北海道へ行ってきました1

3/4-5にとびらプロジェクト発起人の川勝、岡田、設計者の中山さんの3人は、まだまだ雪に覆われた北海道に向かいました。
というのも、以前お知らせしたように北海道の牧場を経営している方から、とびらプロジェクトに問い合わせがあり、この度実現に向けてプレゼンの機会を得たからでした。

現地で五十嵐淳さんと合流して、一路根室方面へ向かいます。北海道の雄大な風景は、普段見慣れていない私たちからすると、どこでも敷地になりそうな魅力をたたえています。
当日は快晴で、気温も1℃くらいあり、比較的暖かかい一日でした。(京都の1℃と北海道の1℃はなぜか感じ方が全然違います。)

途中、五十嵐さん設計の住宅の横を通り過ぎ、ひたすら雪景色の中を走ること2時間半。目的のI牧場に到着しました。牧場では、小屋を改装した建物で小さなレストランを経営されていたのでそこで昼食をいただき(地元の乳製品や作物を使った料理でとてもおいしい)、そうしているうちに、牧場主のIさんが来られ、隣の建物でお話することに。事前に金銭的な面で厳しいという話は聞いていたので、その辺りどういうアプローチが出来るのかがポイントでした。



敷地候補地の写真・・・



2010年3月10日水曜日

機内誌でトビラプロジェクトが紹介

ユナイテッド航空の機内誌でとびらプロジェクトが紹介されました。

2010年3月1日月曜日

北海道からの問い合わせ

現在、北海道のとある牧場から問い合わせ頂いています。引き続きまた、大自然の中を前提とした建設用地の選定も行っており、まだ敷地をお持ちでないクライアントの相談にも乗っています。(問い合わせ/ 075-241-9216まで)

2010年1月19日火曜日

資料送付

北海道を中心に事業者募集の資料送付しました。

2009年11月2日月曜日

トビラプロジェクト設立総会終了しました

大変多くの方に参加して頂きありがとうございました。

1部の五十嵐さんへの公開インタビューでは、
Tea houseコンペに対する想いや、コンペの経過が語られ、
つづく、中山さんにはコンペ当時のパワーポイントを使った感動的なプレゼンテーションを披露していただきました。



2部では、「アンビルトのリノベーション」というタイトルでシンポジウムを行ないました。
ゲストの中谷ノボルさんからの発表を最初に拝聴し、その後発起人と中山、五十嵐両氏にも加わって頂きました。






サポートスタッフのみなさん、会場を使わして頂いたremo、dot architectsのみなさん、ありがとうございました。
懇親会では、北海道からカニもとどけられ、様々な意見が交わされるなとなりました。

2009年11月1日日曜日

とびらプロジェクト設立総会

〈設立総会について・・・〉
「とびらプロジェクト」は、「設立総会」を開催します。本プロジェクトは、建設中止になった六花亭Tea House Competition最優秀案「草原の大きな扉」の実現を目指す非営利の活動です。総会では関係者からの経緯説明、設計者である中山氏によるプレゼンテーション等を行います。同時に、建築家中谷ノボル氏を迎え、本プロジェクトを「建築案=知的ストックのリノベーション」と捉えることの意義について「アンビルトのリノベーション」というテーマでシンポジウムを開きます。これを機に、広く本プロジェクトの存在と意義を知っていただければと思います。ぜひ、ご参加ください。



プログラム
第1部:「草原の大きなとびら」とTeahouse Competition
※五十嵐淳(Tea House Competition審査)
公開インタビュー「大きな扉を開くために」
※中山英之(「草原の大きな扉」設計者)
プレゼンテーション「草原の大きな扉」
第2部 設立記念シンポジウム「アンビルトのリノベーション」
出演:五十嵐淳、中山英之、岡田栄造、山崎泰寛、川勝真一
ゲスト:中谷ノボル(アートアンドクラフト代表)

2009年7月19日日曜日

とびらプロジェクトに寄せて

五十嵐 淳

コンペとは「夢」を集う「場」である。今回、850案もの「夢」が集った「場」に立ち会えたことを、喜びに感じているし、後悔していない。そして私は今でも鮮明に覚えている。全ての案を審査会場にならべ、全てに目を通した瞬間、私の心は既に決まっていたことを。その提案からは漲る「夢」が溢れていた。誰の提案なのかなど関係ない。ただ私はこの「夢」を現実の世界で見てみたい。心からそう思った瞬間を今でも忘れない。ここで見出された「夢」は、建築界にとっても素晴らしい「夢」であると確信している。地球上の何処かにこの「夢」を実現させる活動に心から参加協力をお願いしたいと切に願う。



中山 英之

建物の計画案を広く募る建築設計コンペは、僕たちのような“駆け出し”の設計事務所をひろい世界に誘ってくれる「大きな扉」のような存在です。コンペそのものが年々減っていく中にあって、「六花の森 Tea House Competition」は、ある地方都市を代表する企業とひとりの建築家から全国に発信された、とても夢のある投げかけでした。細かい設計条件を廃し、応募者の実績を全く問わない型破りな募集要項には、主催者の心意気がみなぎっていました。そのコンペに勝つことができたことは、それだけでも新しい世界を開いてくれるに十分な出来事だったのです。実際、全国どこにいってもあの建物のことを尋ねられました。だから、実現は見送られてしまいましたが、あの時投げかけられた心意気がそのことで色褪せてしまうことはなかったと、僕はずっと思っていました。今回、京都を拠点に活動するグループから「実現を探る活動をはじめたい」というメールを受け取った時にも、思ったのはそのことでした。実施コンペの中止が『よくあること』なのも、残念ながら事実です。だからこそ、あの時全国に投げかけられた心意気が、思いがけない場所から打ち返された事実に、挑戦的なコンペの存在価値を叫ぶもっと大きな声を感じずにはいらせません。そんな気持ちで今、9割方完成していた実施設計図にまた向き合っているところです。